PAX PROJECT講習会・勉強会

定期的にホイール組みやメカニック等に関する講習会・勉強会を開催しています。

講師紹介 木村 喜久 Yoshihisa Kimura
SBM(スポーツバイクメカニック)講師
パークツール講師
ウィーラースクールメカニック
自転車安全整備士
自転車技士
JCFロード・トラック・BMXの3級審判員選手活動
2008年引退まで実業団は2008年までBR-1(現JPTカテゴリー)
JCRCはSSクラス(2008年シーズン入賞2回)
2005年ツアーオブジャパン、ジャパンカップ、ツールド沖縄出場。
2002年MTB全日本選手権U18クラス4位


9月2日(月)・3日(火)の二日間、札幌でMTBとホイール組に関する講習会を開催します。
なかなかない地方での講習会になりますので、ぜひ参加をお待ちしております。

2019/9/2(月) 17:30~19:00
MTBサスペンション座談会in札幌「帰ったらすぐ出来る簡易サスペンションメンテナンス」
https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/01ejk510fyk8m.html
MTBにおけるサスペンションのメンテナンス。
こんな方にサスペンションをメンテナンスするっと言う部分のキッカケをお伝え出来ればと思います。
・サスペンションメンテナンスにおける基礎知識。
・チェーンに注油レベルで出来るサスペンションメンテナンス。
・ホビーレーサーならここまで出来れば完璧のサスペンションメンテナンス。

2019/9/2(月) 19:30~21:00
MTBサスペンション座談会2in札幌「サスペンションのセッティングと方向性の理解」
https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/01b4i710fymm9.html
MTBにおけるサスペンションのセッティング
サスペンションのセッティングのキッカケをお伝え出来ればと思います。
・サスペンションセッティングの基礎知識
・雨の日はどういう方向で動かす?
・そもそもサグってなんだ?

2019/9/3(火) 10:30~12:00
ホイール組勉強会in札幌「スポーク長について語る会」
https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/010p5810fyjfk.html
・ERDはリム単体では出せない?
・そもそも適切なスポーク長ってどういう状態?
・どうして計算したスポーク長からズレが発生するの?

2019/9/3(火) 13:00~14:30
ホイール組勉強会in札幌2「仮組後から完成までの手順について」
https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/011bzq10fynrb.html
今回の勉強会は仮組後から完成までどのようなステップで組み立てるかを学びます。
【自転車業界の方でも全然大歓迎です。】
・仮組後からどういう手順でホイールを組み上げるか。
・そもそも良いホイールの状態ってなに?
・その初期伸びはホイールにダメージを与えていませんか?

2019/9/3(火) 15:30~17:00
ホイール組勉強会in札幌3「ホイールに関する座談会(質問会)」
https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/01edpj10fyq69.html
基本的にホイールに関わる事の質疑応答などなどの座談会と考えてください。
【自転車業界の方でも全然大歓迎です。】
・チューブレスを安定して運用させる方法はありますか?
・ディスクブレーキ用のホイールで注意する点はありますか?
などなど質問をお聞きしてキクちゃんが出来る限りの知識で回答をさせて頂ければと思います。

各コマ 90分 受講料6,000円
場所 地下鉄大通1番出口から徒歩3分


終了しました

ホイール組勉強会第2回「仮組後から完成までの手順について」
2018/4/13(金) 20:30~ 21:45
東京・御徒町ホール
詳細はこちら

MTBサスペンション座談会第1回「現場におけるサスペンションセッティング」
2018/4/13(金) 19:05~20:10
東京・御徒町ホール
詳細はこちら

ホイール組勉強会第一回「スポーク長について語る会」
2018/2/7(水) 19:15~20:45
東京・御徒町ホール

18.4.12

新商品 CX専用カーボンチューブラーホイール

チューブラータイヤを使いたいけど、リムセメントを使ってタイヤを貼るのが大変。
チューブレスはリムとタイヤとの相性問題もあったり、できるならチューブラータイヤを使いたい。
そんな願いを叶える為に、レース現場で戦うPAXPROJECTがCX専用リムを作りました。

CXタイヤにあわせたリム形状でタイヤとのリムとのアールがジャストフィット

CXタイヤの太さにあわせたリム形状でリムとタイヤの相性が悪いということがありません。
また27.5mmの幅広にすることでリムとの接着面積を増やす事で接着力アップ!

増やす事で接着力アップ!ニップルホールレスで接着力+タイヤ剥がれをさらに予防

ニップルホールレスにする事でリムとタイヤとの接着面積を多くしつつ、リム内部からのタイヤへの浸水をブロック!
またリムセメント塗布時にはリムセメントがリム内部に入る事を防ぎます。

脅威のリム重量300g

空気圧の上限を3.5気圧にする事で高圧に耐える必要がなくなったリムは300gという軽さをもたらしました。

 

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18.4.8

メールの返信

現在

メールの返信までホイール関係は5営業日程度お時間を頂いております。(水土日祝は定休日です。)

商品の在庫関係は2営業日程度頂いております。

現在年末年始のキク袋で全体的に遅れ気味となっておりますので案件によっては+2日程度お時間を頂く事がございます。

(2020.1.10更新)

 

18.2.4

スルーアクスルとQRはどちらが正解?

〇スルーアクスルとQRはどちらが正解? 良くアクスルサイズに関してですがどれが正解ですか?っと言う問いに対しては僕はどれも正解だと考えています。
まずスピードレンジがあがればあがるほどフレーム&ホイールの剛性が必要になってきます。
つまり走る方のスピードレンジによって必要となる剛性が違うと言うのが正解です。
キクちゃんがダウンヒルバイクを使って遊ぶのであればやっぱりフロントはダブルクラウンの20mmアクスルが安心します。
それをシングルクラウンの15mmになったのであれば同じストロークがあったとしても剛性不足は否めないかと思います。
もちろんシクロクロスバイクでは20mmアクスルなんて間違いなく過剛性で必要がないと考えます。

現在12mm~15mmのスルーアクスル(リヤはほぼ142mmスルーアクスル)で安定をし始めていると思います。
しかしそれらのフレームはワールドカップで戦う為に作られていると考えています。
GIANTのTCX、スペシャラズドのCRUX、どれも素晴らしいフレームですが剛性の基準はワールドカッパーだと思っています。

つまりそれはシクロクロスに乗り始めたホビーレーサーに必要な物かどうかと言うのが研究課題だと思っています。

これはPAXでの考え方でもあるのですが、良くも悪くも剛性には逃がしと言うのが必要だと考えています。
例えばシクロクロスに良くある180°ターン。タイヤが地面から滑って怖いレイアウトで剛性が高いとタイヤが地面から弾かれてしまいます。
剛性が低ければこの部分を緩和にしてくれます。個人的には滑ってからリカバリーするまでの許容される時間が長くなると言う感じです。
しかしなんでもかんでも剛性が低ければ良いと言う訳ではなく、スピードレンジがあがれば当然入力される力が大きくなる為、
それをしっかり受け止めるだけの剛性がないと上記のダウンヒルバイクの話のように剛性不足となります。

PAXフレームはのラインナップです。
アルミフレームはQR(10mmスルー)
カーボンフレームは12mm(QRでも対応が可能です。)

フロントフォークは
QR(9mmスルー)
15mmスルー

フレームの剛性を簡単に順番にすると以下の通り。
フロント QR リヤ QR
フロント 9mm リヤQR
フロント 9mm リヤ10mm
(ここまではホイールのエンドキャップのみで同じのフォーク&フレームで対応です。)
フロント 15mm リヤ10mm
(フロントフォークを交換する事でさらに剛性をあげる事が可能です。)
フロント 15mm リヤ12mm
(フレームをさらにカーボンを買う事で一番剛性になるとこの組み合わせとなります。)

シクロの競技性があがればあがるほどスペアバイクの必要になってきます。
QRフレーム(アルミ)とQRフォークを購入する。
必要なスピードレンジにあわせてエンドキャップの交換で剛性をあげていく。(これは技量が伴っていく部分だと思っています。)

フロントフォーク(15mm)を購入する。(QRフォークが余る)

さらに上を目指してカーボンフレーム(フレームのみ)を買う。

すると最終的にはカーボンフレーム+15mmと予備にアルミフレーム+QRと言うスペアバイクのフレームフォークが揃います。
フォークやフレームを無駄にする事なくステップアップをさせていく。
そしてPAXホイールはこの経過の全てに対応する事が出来るようにコンパチしています。

PAXのフレームはホビーレーサーが自腹で買って一番良い機材を作ろうと開発をしています。
”アルミCXがQRな理由は不必要な過剛性を防ぐためなんですよ。”
これがアルミCXをスルーで作らないんですか?っと言う質問に対するPAXの答えになります。

最初の段階で予算を抑えてロードバイクで使っていたパーツを流用して出来る限り安くでも適正なフレームと言うのがPAXのアルミCXです。
予算がある人にはカーボンCXの方はQRに考え方としてはダウングレードが出来るようになっています。

これも人によって違う剛性を適正化する為です。 個人的にはこのQRと15mmの間に12mmを作りたいとは思っています。 このあたりも一つの考えとしてフレームやホイール選びの参考にしてみてはいかがでしょうか?

PAXPROJECT キクちゃん

17.12.4

持込時の割増工賃について

昨日書いた手組ホイール工賃の続きと考えていただければです。

是非こちらもあわせてご覧ください。
ホイールの組み立て工賃について https://paxproject.com/blog/1178

手組パーツはかなり沢山のパーツがあります、当店で扱っていない商品も多数あります。
TUNE、Alchemy、Phil Wood、HOPEなどなど。。。

残念ながら当店で手組ホイールの材料を全て取り扱いが出来ません、
しかしお客様にはこのパーツを使って良いホイールを作りたいと言う方沢山いると思います。

さてここで良く聞く話で
『持込パーツの取り付け工賃は○倍の工賃を頂きます。』
などの持込に関する工賃についてのお話をしたいと思います。

工賃=メカニックがその作業にする際の1時間あたりの金額

当店で購入していただいた物もお客様が持ち込まれた物にもキクちゃんが作業に手を抜く事はありません。
しかし持込頂いたパーツには工数(事前準備などの手間)がどうしてもかかってしまいます。

○お客様からの届いた荷物を受け取り、梱包を解く時間
○リムであれば保護フィルムの開封後にホール数を確認して歪みやニップルホール、バルブホールの状態の確認。
○ハブであればホール数の確認、ハブのガタの確認
○ハブやリムのスポーク長の算出に関わるデータの測定

簡単に思いつく物をあげてみましたが細かい事なのですが小さな事が沢山有ります。

当店で販売をした際には販売したパーツの利益の中から上記の作業代金を捻出する事が出来ますが、
持込の場合にはパーツ販売による利益はありませんのでその部分を当店で同じ工賃でやってしまうと、
その仕事は工賃に対して”割に合わない仕事”となってしまいます。

“割に合わない仕事”はメカニックの妥協を招きます。

お客様はせっかく購入したパーツなのに妥協されたホイールで満足されますか?
持込パーツは間違いなくパーツの確認など手間が増えますがお客様にその間手分の工賃を頂く事で当店は断る事なくプロの仕事が可能となります。

この手間の分のざっくりと工賃○倍としてお客様にお願いするのも良いのですが、
○倍頂いたとしても割に合わない仕事も中にはあります。
なので○倍とするのではなく、細かくはなってしまうのですがきちんと項目を載せてお客様にお支払いをお願いする。

通常これらは現物確認と言う事で費用をお願いしております。
リム持込(新品)現物確認 +1000円
ハブ持込(新品)現物確認 +1000円
持込パーツがあった場合はスポーク長算出 +500円

持込パーツは割増工賃で作業をするのではなく、
持込パーツは事前確認などで時間が掛かってしまう為その部分の工賃としてお支払いいただいて作業をする。

この部分の理解をお客様と当店でしっかり共有することで、
当店は持込パーツ歓迎ですとお客様に案内する事出来ます。

全ては妥協のない最高ホイールをお客様の提供する為に必要な事だと考えています。

□□□□□□□□□□□□□□店舗のご案内□□□□□□□□□□□□□□
 手組ホイールのオーダー相談は以下のフォーマットからお気軽にご相談ください。
お問い合わせ等はこちらから
当店は年間700本以上のホイールを組む手組ホイールのスペシャリストのPAXPROJECTです。
Twitterにてキクちゃんがつぶやいています。
 □□□□□□□□□□□□店舗のご案内終わり□□□□□□□□□□□□
17.1.18

ホイールの組み立て工賃について

工賃についての基本的な考え方をお伝えさせてください。
是非こちらもあわせてご覧ください。

持込時の割増工賃について https://paxproject.com/blog/1179

当店と言うよりもキクちゃん自身の時間単価は6,000円で10分1000円と言うのが基本的な考えとなります。
これは整備作業等においてもこの金額でお願いしております。

金額は全て1本での金額になりますので前後の場合は単純にこの金額の2倍になります。

基本工賃@1本 4,500円
新品パーツ、アルミリム、Jベンドハブ、丸スポーク、ブラスニップルであればこの金額で組み立てが可能です。
この金額にパーツ構成が以下だった場合はオプション工賃を頂いております。

ハブ関係 ハブダイナモ 1000円
スポーク関係 バテッド部1.5mm以下の丸スポーク 500円
  ストレートプルスポーク 1,000円
  エアロスポーク 1,000円
  首部2.3mmスポーク(strong等) 1,000円
  小径(24インチ以下) 1,000円
  アルミニップル 500円
リム関係 内蔵ニップル 2,000円
  カーボンリム 2,000円
  リムテープレス 2,000円
現時点ではその他の場合はいつでも要相談です。
さて基本工賃以外で細かくお金を設定して計算がめんどくさいと思うお客様も多いかもしれません。4,500円45分の工賃でホイールを組む事は出来ません。
一般的なお店のように1本5,000円とか6,000円とかで対応すれば、
時間が短く出来るホイール構成の時は割が良くて、時間が長く掛かる作業の場合は少し損をする。
トータルで見るとトントンまたはお店側が少し得をするような料金設定にはしたくありません。

細かく分けているのはそのパーツを使った際に一番良い精度でお客様に使っていただきたいと言う気持ちです。
その為には作業工程や手間を増やす必要がある。そこでその手間分をお客様にお願いしております。
もしこれが基本料金のみでサービスで作業をしていたら僕は余裕がある時は作業工程を増やして精度をあげて、余裕が無い時はその作業工程を省くかもしれません。

お金を頂いていると言う事はお客様へその手間を行い精度アップをお約束すると言うことです。
そして間違いなく追加オプションで2,000円のアップチャージがあっても20分の手間を掛けて精度をあげています。

作業に精度をあげる為に手間を惜しまない。これは僕がお客様に約束している事です。
お客様と共存しながら最高の精度でホイール作り続けていけるように努力していきます。

□□□□□□□□□□□□□□店舗のご案内□□□□□□□□□□□□□□
 手組ホイールのオーダー相談は以下のフォーマットからお気軽にご相談ください。
お問い合わせ等はこちらから
当店は年間700本以上のホイールを組む手組ホイールのスペシャリストのPAXPROJECTです。
Twitterにてキクちゃんがつぶやいています。
□□□□□□□□□□□□店舗のご案内終わり□□□□□□□□□□□□
17.1.17

【ご挨拶】サイトがリニューアルしました。

ひさびさにブログを書きます。

基本的にこのブログはPAXPROJECTのホイールや、手組みホイールを組み立てようと思ってる方への助言になればと思っています。

工賃のこと、ちょっとしたノウハウなどなど、、、。

少しずつ書いていく時間を作りますのでよろしくお願いします。

 

PAXPROJECT キクちゃん@木村喜久

17.1.17