月別: 2017年1月
持込時の割増工賃について
昨日書いた手組ホイール工賃の続きと考えていただければです。
是非こちらもあわせてご覧ください。
ホイールの組み立て工賃について https://paxproject.com/blog/1178
手組パーツはかなり沢山のパーツがあります、当店で扱っていない商品も多数あります。
TUNE、Alchemy、Phil Wood、HOPEなどなど。。。
残念ながら当店で手組ホイールの材料を全て取り扱いが出来ません、
しかしお客様にはこのパーツを使って良いホイールを作りたいと言う方沢山いると思います。
さてここで良く聞く話で
『持込パーツの取り付け工賃は○倍の工賃を頂きます。』
などの持込に関する工賃についてのお話をしたいと思います。
工賃=メカニックがその作業にする際の1時間あたりの金額
当店で購入していただいた物もお客様が持ち込まれた物にもキクちゃんが作業に手を抜く事はありません。
しかし持込頂いたパーツには工数(事前準備などの手間)がどうしてもかかってしまいます。
○お客様からの届いた荷物を受け取り、梱包を解く時間
○リムであれば保護フィルムの開封後にホール数を確認して歪みやニップルホール、バルブホールの状態の確認。
○ハブであればホール数の確認、ハブのガタの確認
○ハブやリムのスポーク長の算出に関わるデータの測定
簡単に思いつく物をあげてみましたが細かい事なのですが小さな事が沢山有ります。
当店で販売をした際には販売したパーツの利益の中から上記の作業代金を捻出する事が出来ますが、
持込の場合にはパーツ販売による利益はありませんのでその部分を当店で同じ工賃でやってしまうと、
その仕事は工賃に対して”割に合わない仕事”となってしまいます。
“割に合わない仕事”はメカニックの妥協を招きます。
お客様はせっかく購入したパーツなのに妥協されたホイールで満足されますか?
持込パーツは間違いなくパーツの確認など手間が増えますがお客様にその間手分の工賃を頂く事で当店は断る事なくプロの仕事が可能となります。
この手間の分のざっくりと工賃○倍としてお客様にお願いするのも良いのですが、
○倍頂いたとしても割に合わない仕事も中にはあります。
なので○倍とするのではなく、細かくはなってしまうのですがきちんと項目を載せてお客様にお支払いをお願いする。
通常これらは現物確認と言う事で費用をお願いしております。
リム持込(新品)現物確認 +1000円
ハブ持込(新品)現物確認 +1000円
持込パーツがあった場合はスポーク長算出 +500円
持込パーツは割増工賃で作業をするのではなく、
持込パーツは事前確認などで時間が掛かってしまう為その部分の工賃としてお支払いいただいて作業をする。
この部分の理解をお客様と当店でしっかり共有することで、
当店は持込パーツ歓迎ですとお客様に案内する事出来ます。
全ては妥協のない最高ホイールをお客様の提供する為に必要な事だと考えています。
ホイールの組み立て工賃について
持込時の割増工賃について https://paxproject.com/blog/1179
金額は全て1本での金額になりますので前後の場合は単純にこの金額の2倍になります。
ハブ関係 | ハブダイナモ | 1000円 |
スポーク関係 | バテッド部1.5mm以下の丸スポーク | 500円 |
ストレートプルスポーク | 1,000円 | |
エアロスポーク | 1,000円 | |
首部2.3mmスポーク(strong等) | 1,000円 | |
小径(24インチ以下) | 1,000円 | |
アルミニップル | 500円 | |
リム関係 | 内蔵ニップル | 2,000円 |
カーボンリム | 2,000円 | |
リムテープレス | 2,000円 |
さて基本工賃以外で細かくお金を設定して計算がめんどくさいと思うお客様も多いかもしれません。4,500円45分の工賃でホイールを組む事は出来ません。
一般的なお店のように1本5,000円とか6,000円とかで対応すれば、
時間が短く出来るホイール構成の時は割が良くて、時間が長く掛かる作業の場合は少し損をする。
トータルで見るとトントンまたはお店側が少し得をするような料金設定にはしたくありません。
細かく分けているのはそのパーツを使った際に一番良い精度でお客様に使っていただきたいと言う気持ちです。
その為には作業工程や手間を増やす必要がある。そこでその手間分をお客様にお願いしております。
もしこれが基本料金のみでサービスで作業をしていたら僕は余裕がある時は作業工程を増やして精度をあげて、余裕が無い時はその作業工程を省くかもしれません。
お金を頂いていると言う事はお客様へその手間を行い精度アップをお約束すると言うことです。
そして間違いなく追加オプションで2,000円のアップチャージがあっても20分の手間を掛けて精度をあげています。
作業に精度をあげる為に手間を惜しまない。これは僕がお客様に約束している事です。
お客様と共存しながら最高の精度でホイール作り続けていけるように努力していきます。
監督・メカニック 木村 喜久 Yoshihisa “Kikuchan” Kimura 1984年9月12日生
PAXPROJECTは上を目指す選手が集まる事で一人で活動するよりも良い環境を得る為にチームで活動する。
そのうえでレースと言う場所で最高に楽しむ。それがジャージに入っているJOYに込められた想いです。
PAXPROJECTはキクちゃんが所有するチームではないと考えています。
もちろん名前は僕自身が所有するPAXPROJECTと言う名称がついてはいますが、
選手一人一人がチームの為になにが出来るかを考えて行動して、チームから何を得るかを考えます。
僕自身も選手でなくてもチームの為になにが出来るかを考えてチームから沢山の経験を得ています。
スタッフと言うポジションですが、PAXPROJECTは選手が頑張った分、選手が喜んだ分、スタッフも同じだけ遠慮なく喜べる環境があります。
今年も沢山の選手から沢山の喜びを分かち合える事が今から楽しみです。JOYに込めた”レースで楽しむ”と言う想いとともに。
自転車安全整備士
自転車組立整備士
SBM(スポーツバイクメカニック)修了検定合格
パークツールスクール Advanced ホイールビルディング 講師
石黒 大樹 Tomoki Ishiguro 1973年4月26日生 山形県在住
1996年よりMTB全日本シリーズ戦(現 CJシリーズ)を転戦。2000年よりエリートクラス。MTBだけでなく、シクロクロス、ロード、ピストも走る雑食系の自転車大好き人間。PAX PROJECTにはチーム活動初年度2014年の中盤より加入。走ることに集中できる環境がそこにはあり、意識の高いチームメイト・スタッフと活動する中で一時忘れかけていた「選手としての自分」を再確認することが出来ました。これからも上を目指し挑戦していきます。
主な戦歴
MTB:2012、2014、2016 東北MTBネットワーク XCシリーズチャンピオン
2016 MTB ナショナルランキング男子エリート 48位
トラック:2013 東京国体出場(自転車競技山形県代表)
霜山 誠一 Seiichi Shimoyama 1989年12月1日生まれ B型 福島県在住
小学4年生から父の指導のもとMTBレースに参戦するようになり、MTBの魅力を肌で感じ人生が変わる。
良い時も悪い時も経験してきましたが、長い時間の中で常に変わらなかったのは自転車が楽しいということ。そして、いつもそばには自転車があり今日までこの世界を駆け抜けてきました。
『宝はいつも足元に』
2015年からPAXPROJECTで活動させて頂くことになりエリートクラスで参戦中。
アマチュアチームではありながらも、本気な気持ちと完璧なサポートにより、最高の環境を与えてくれるPAXPRJECTを武器にアピールしていきたいと思いますので応援よろしくお願い致します!!
好きな食べ物 ペヤングソース焼そば
好きな飲み物 クリームソーダ
主な戦歴
MTB:2007年MTB全日本選手権大会ジュニア1位
鈴木 禄徳 Yoshinori Suzuki 1987年11月12日生 千葉県在住
子供の時から自転車レースが大好きで、気付いたら20年近く走り続けていました。キャリアを振り返ると色々ありましたが、レースでも練習でも「自転車競技は最高に楽しい」の一言に尽きます。アマチュアでやや目立ってしまってるチームのキャプテンとして、若手・ベテラン・女性とみんなで自転車競技のスキルアップする事を通じ、自転車競技の魅力を共有出来たらと思います。一緒に楽しみましょう!
主な戦歴
MTB:2009 全日本U23 4位、2008 ユニバーシアード(オランダ)日本代表 XCO 30位、XCM 21位
CX:関東シクロクロス選手権5回優勝 ロード:2009 学生ロードランキング 10位
直近の戦歴
2017/1/8(日) JCX第10戦 中国シクロクロス 第5戦 山口下関 C1二位
山田 大介 Daisuke Yamada 福島県在住
チームに加入して3年目になります。元々ロード出身ですがチームからの機材サポートや献身的なピットワーク、先輩ライダーのご指導により加入して1年目でXCO、CX共に最上位カテゴリーまで昇格することができました。今年はXCOエリート初年度で完走を果たし、CXではUCIレース3位というリザルトを残すことができました。まだまだ未熟な面も多くありますがチームの力をお借りして成長していければと思っています。応援よろしくお願い致します。
主な戦歴
MTB:2016 CJ一里野 エリート 14位
CX:TOHOKU CX Project 2016 さがえラウンド UCI-Class2 3位
ロード・トラック所属チーム
チームラバネロ
宮津 旭 Asahi Miyazu 1994年8月8日生 埼玉県在住
XCMやXCOといったMTBレースをメインに活動させて頂いております。「アマチュア選手がプロ選手と互角に戦う事が出来る環境。」これがこのチームの強みです。確かにお金があればよい機材は揃える事は出来るかもしれません。しかし、レースでの経験や知識といったノウハウはお金では絶対買えません。そういったノウハウの有る選手やスタッフがこのチームには多くいます。今年もこの最高の「環境」にて、アマチュア選手としてプロ選手に「ガチ」で戦いを挑んでいきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。
主な戦歴
MTB:2016 CJシリーズ年間ランク7位、富士見(春)6位、白馬 8位、妙高 7位、一里野 3位、
富士見(秋)5位、下関 4位、全日本U23 3位、
2016 王滝5月100km 総合2位、9月120km 総合1位、おんたけヒルクライム MTB部門 1位
CX:2015全日本U23 5位、2015 JCX中井中央 3位、2016 茨城土浦 1位、2016 JCX白樺 2位、
2016 UCI マキノ 5位
山田 誉史輝 Yoshiki Yamada 1995年4月5日生 長野県在住
今シーズンよりPAXチームになりました。
主にMTBでがメインですが、冬にシクロクロスもやっています。チームはどのレースでも真剣で全力でみんなが楽しんでいますし、両方の競技で多くの事も学べるチームです。
これからこのチームで更なる上を目指して走りますので応援よろしくお願いします。
戦歴
MTB
2013 MTB世界選手権ジュニアクラス出場 2014 MTB世界選手権 U23クラス出場2015 ナショナルランキング12位 2016 ナショナルランキング 26位
シクロクロス
2013 シクロクロス世界選手権 ジュニアクラス出場
2014 JCXシリーズランキング 17位
直近の戦歴
2017/1/15(日) JCX第11戦 東北シクロクロス Project 第3戦 蔵王ラウンド C1二位